温泉がアトピーに効果的であるということで、温泉治療は盛んに行われています。
一般的な温泉治療効果としては、温泉に浸かって体をゆっくりと温めることで、血液の循環が良くなり新陳代謝も活発になります。
代謝が良ければ体内の老廃物や化学物質を円滑に排出することができます。
また、皮膚の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーが活発化することで、古い皮膚から新しい皮膚が生まれやすくなります。
アトピーである方の皮膚は乾燥しがちであるため、皮膚をしっとりとさせるために入浴が有効であるのです。
また、アトピーになっている部分は血行も悪く体温が低くなっているため、入浴が体温の上昇を助けます。
温泉に入浴した後は、温泉のお湯に含まれるミネラルが肌に残るように、タオルで身体を軽く押さえるようにして身体を乾かすことが良いでしょう。
温泉療養を行うにあたって気をつけたいことは、温泉の成分がそれぞれ異なるため、自分のアトピーの状態に合った成分を泉質とする温泉を選ぶことです。
通常、アトピーの部分が乾いてかさついている場合には、弱アルカリ性の単純泉や弱食塩泉、重曹泉などに効果が期待されます。
一方、逆に炎症などによって皮膚が乾かない場合には硫黄泉や硫化水素泉、酸性泉などが効果的となります。
温泉の説明では通常、効用が紹介されていますので、事前に確認しておくことが必要です。
温泉治療を行う場合、治療に即効性が期待されないことを覚えておかなければなりません。
1度だけの温泉療養、数日の療養でアトピーが完治するような効果は残念ながら得られません。
期間は最低でも3ヶ月以上にわたり、1日に3回から5回の入浴を根気よく続ける必要があります。
アトピーの温泉治療には、忍耐力が必要です。